ブラックジャックのルール
トランプゲームとしてもお馴染みのブラックジャックは、カジノで最も還元率が高く勝ちやすいゲームである事をご存知ですか？
この記事ではブラックジャックで楽しく遊ぶために覚えておきたい基本のブラックジャックルールと戦略を解説していきます。
ブラックジャックのゲームフロー：基本的なルール
ブラックジャックのゲームの目的は、ディーラーに勝つこと。これを達成するためには手札の合計が21になるか、21を超えずにディーラーより21に近い数字になるようにする必要があります。
自分の手持ちのカードの数字と、ディーラーのアップカード（表向きに置かれたディーラーの1枚のカード）を見て、自分の手札にもう1枚カードを追加するか、しないかを決断します。
ブラックジャックの基本的なゲームフローは以下の通りです。
- ディーラーはテーブルに着いている全てのプレイヤーと自分自身に2枚ずつカードを配る
- ディーラーのカードの内1枚は表向きに置かれる（アップカード）
- プレイヤーは自分の手札とディーラーのアップカードを見て、追加のカードを要求するか（ヒット）、そのままの数字で勝負に出るか（スタンド）を決める
- ディーラーは自分の手札を公開し、必要に応じて追加のカードを引く
- 手札の合計が21に最も近い方が勝者となる。ただし、21を超えると負け（バスト）
最初に配られた2枚のカードがAとJなどで、21が成立した場合、これを「ブラックジャック」と呼びます。
ブラックジャックでのカードの数え方
ブラックジャックのルールでは、カードの数字の数え方が少し特殊なので注意が必要です。
- A：1または11
- 10・J・Q・K：全て10
- 2～9：数字の通り
ブラックジャックのアクション
ブラックジャックは、ルーレットやバカラのように、最初にチップを置いてあとは結果が出るのを待つというタイプのゲームではありません。配られたカードの状況により、ゲーム中にプレイヤーが行動する (アクションをする) 必要があります。
ヒット：追加のカードを引く事。テーブルを指先でポンポンと軽く叩くことも「ヒット」の意思表示となります。カードは合計点数が21を超えない限り、何枚でも追加できます。
スタンド：カードは追加せず、この時点の数字で勝負するという意図を示すアクションです。手を空中で横に水平に動かす事でも「スタンド」の意思表示できます。
スプリット：2枚の手札が同じ数字だった場合、それぞれに1枚ずつカードを追加して2つのハンドに分けてプレイする事ができます。2つに分けたい場合は「スプリット」します。ブラックジャックのスプリットについて詳しく
インシュランス：ディーラーのアップカードがAの場合、プレイヤーはインシュランスと呼ばれる特別な賭けをすることができます。この賭けはディーラーがブラックジャックを持っている可能性に対して「保険」を掛けるもので、本当にディーラーがブラックジャックだった場合、保険金は倍になって戻ってきます。
ダブルダウン：ベット額を2倍に増やせるオプションです。但し、追加できるカードは1枚のみとなります。
サレンダー：賭け金の半分がを返金してもらい、ゲームを降りる事ができます。サレンダーができないブラックジャックゲームもあります。
ベーシックストラテジー：ブラックジャックの基本戦略
ブラックジャックには、手札とディーラーのアップカードの状況により、どんなアクションをすれば勝率が高いかが既に計算されています。これは「ベーシックストラテジー」と呼ばれ、下記のように一覧表になっています。
もちろんこれは確率の話で、次にどんなカードが来るかは運なので、必ず勝てるわけではありません。しかしベーシックストラテジーは最適化された戦略として知られ、この通りにアクションをしていけば、長期的に見れば勘に頼るよりも勝率が高くなるでしょう。
(注) H＝ヒット、S=スタンド、S=スプリット、D=ダブルダウン、R＝サレンダー
ハードハンド：ハンドに「A」がない場合
ソフトハンド：ハンドに「A」がある場合
手札2枚がペアの場合
ブラックジャックのサイドベット
ブラックジャックのサイドベットとは、本勝負に加えて、通常のゲームプレイとは独立した追加の賭けのことを指します。
サイドベットには以下のような賭け方があります。なお、配当倍率はカジノやゲームによって少し異なる場合があります。
サイドベットは全てのブラックジャックゲームにある訳ではなく、どんなサイドベットが可能かはゲームによります。
配当が高いものが多いですが、サイドベットが成功するハードルは高く、ハウスエッジも高い場合が多いので挑戦する際は注意してください。
ペア
プレイヤーが最初に配られる2枚のカードが同じ数字である事にベットします。ペアの種類もいくつかあり、それぞれ難易度に応じて配当が違います。
パーフェクトペア
プレイヤーが最初に配られる2枚のカードの数字とスートが同じ。ペア系のサイドベットで最も配当が高く、当たれば25倍～30倍になります。
例：2枚とも ♠Q
カラーペア
数字と色が同じ2枚のカード。配当は10倍～12倍。
例：♠5・♣5
ミックスペア
数字は同じでスートも色も違う2枚のカード。配当は5～6倍。
例：♥9・♠9
21+3
21+3サイドベットでは、プレイヤーの手札2枚とディーラーのアップカード1枚の3枚でポーカーハンドができていたら配当が出ます。役と配当は次の通りです。
- スーテッドトリップス（同じカード3枚）：100倍
- ストレートフラッシュ（同じスートで数字順）：40倍
- スリーオブアカインド（3枚の数値が同じ）：30倍
- ストレート（数字順）：10倍
- フラッシュ（同じスート）：5倍
ホット3
ホット3は21+3と同様に、プレイヤーの2枚の手札とディーラーのアップカード1枚を使用します。この場合、3枚のカードの合計が19～21であると配当が発生します。詳細は以下の通りです。
- 7-7-7（全て7）：100倍
- スーテッド21（同じスートで合計21）：20倍
- アンスーテッド21（スートが異なる合計21）：4倍
- 20 Points（合計20）：2倍
- 19 Points（合計19）：1倍
バストイット
バストイットはディーラーがバスト（合計値が22以上）することを予想して賭けるものです。ディーラーがバストするまでに引いたカードの枚数によって配当が変わります。例えば、ディーラーが3枚目でバストした場合、配当は1倍、8枚以上でバストした場合、配当は250倍になります。
ベットビハインド
ベットビハインドは他のプレイヤーが勝つことを予想して賭けるサイドベットです。これはあくまで他のプレイヤーの手に賭けるものであり、そのプレイ（ヒットやスタンド）に影響を与えることはできません。
ブラックジャックのルールと遊び方 まとめ
この記事では、ブラックジャックのルール、ゲームの流れ、アクションの種類、勝率を上げる為のベーシックストラテジー、そしてサイドベットと、ブラックジャックをプレイするなら知っておきたい事をまとめました。
ブラックジャックは奥深く、ギャンブルとしてだけでなくプレイする楽しさを味わえる、筆者お気に入りのカジノゲームです。自分のプレイスタイルに合わせて、色々な戦略を試してみてください。
